タロットの起源は、古代エジプトや古代ユダヤに求める説もありますが学術的な根拠は無く、発祥は「不明」とされています。
15~16世紀のヨーロッパで現在の「タロットカード」の原型・構成が確立され、その後、世界中でさまざまな思想や文化の影響を受けながら広まりました。
現代においても沢山の種類のカードが生まれていますが、カードの種類によって受けるインスピレーションが異なりリーディングの方法が変わることもあります。
鑑定では、伝統的なタロット(ライダー版)を使っています。
ライダー版とは別に「ボイジャータロット」も使いますが、これは当方キャリアコンサルタント業務のツールとしても使用している「現代タロット」です。
ボイジャータロットは「Fortune Telling」(予言)ではなく「Fortune Create」(創造)する視点でカードを展開していく、タロットの新たな可能性を感じます。
福岡ではまだ少ない「ボイジャータロット教室」も行っておりますので、御興味持たれましたら是非トライされてみて下さい!
タロットカードでの「占い」は、偶然の中に必然性をもたらす、「卜占」に分類されます。
タロット占いでは「現在」・「過去」・「未来」など、具体的なことを占えるため質問に対する示唆がカードから得られます。
時には希望・願望に反した辛いカードが出ることもありますが、望まない結果を避ける・緩和するための「対策」も含めリーディングを行います。
カードの解釈は、カードの並び方や出た順番等から意味を見出しますが、カードは偶然によって手元にやってきたのではなく、潜在意識によってもたらされたものと、捉えます。
「出てきたカードは何らかの意味をもってもたらされている」、
つまり、カードのメッセージをどのように読み取るかということが重要になります。
本能やインスピレーションのままに選ばれたカードこそが、意味や予感を見出していく。
タロット占いが「当たる」と言われる所以でもあります。
「ボイジャータロット」は、1985年にJames Wanless博士と芸術家であるKen Knutson氏の共同作業により誕生しました。
従来のタロットの雰囲気とは随分と異なり、コラージュされたたくさんの画像全てが芸術作品のようです。
伝統的なタロットとの大きな違いは、前者は「未来預言(Fortune telling)」の要素が強い、後者は、問題解決の答えは全て自分の中にあり、答えは自分が知っているという「自分で未来を創造する(Fortune creation)」ことを意図している点です。
カードを展開し、対話することで自分の心の奥深くに眠る問題解決方法を導き出していく作業。
この伝統的なタロットカードの神秘性を維持しながら、現代にマッチしたスピード感で、個人の才能をぐんぐんと引き出していきます。
その特性から、昨今では「経営者向けコンサルティング」、「ブランディング構築」、「キャリアコンサルティング」等、ビジネス場面で用いられることも
増えています。
リーディングを行う中で御自身の「魂の願い」が見えてくるボイジャータロットは、正に「魂の道しるべ」と言われるに相応しい、現代的タロットカードです。